読売新聞の記事によると、理化学研究所は、混じり合った携帯電話の電波を高精度に 分離し、現在よりも50倍の高速通信が可能になる技術を開発したとのこと。「騒音の中でも特定の声を聞き分ける脳の仕組みを応用した」と言う。 なんのこっちゃと思ったが、 理研のプレスリリースを見ると、カオス理論に基づく通信方式であるカオスCDMA方式にICA(独立成分分析)を組み合わせたら、高い精度で電波を分離できることが分かった、という話らしい。現在の第3世代のCDMA方式では、他の携帯電話からの電波の干渉の問題があるため結果的に電波にのせられる情報量が小さくなっている。ICAを応用してCDMA方式の信号の分離をしようとしても結果はかんばしくなかったとのこと。だが、カオス理論に基づく通信方式であるカオスCDMA方式とICAを組み合わせたら、高い精度で電波を分離できることが分かったそうだ。 この技術により、携帯電話の基