「先生と僕」臆病で殺人が起きるミステリすら苦手な大学生、二葉は、公園で中学生と出会い、家庭教師をしてくれと依頼される。といっても、頭のよい彼に家庭教師は必要ない。一時間は自習、一時間は本について話したりというなんとも不思議な時間の使いかたをすることになる。頭のよい彼は、二葉にとって「先生」ともいうべきような推理を披露してくれたり……。日常の謎もの。これはもう、このキャラクターの組み合わせからいってもガチだよね!というぐらい面白くなるのは決まりきっている、というぐらいの話でした。続編続編!クールな美形男子中学生が好みな人はいらっしゃいです。中学生が読むのにもいいかも。ちょっと犯罪ネタが多いけど。 「一度さ、警察官に『探偵ごっこはやめろ』とか言われてみたかったんだよね。こればっかりは自分で望んでも経験できるものじゃないし」 先生「先生と僕」(坂木司・双葉社)p230より 「ちんぷんかん しゃば