1992兆円ある個人金融資産のうち、純金融資産で1億円以上を保有する富裕層の資産規模が333兆円(野村総合研究所調べ)。この限られたマーケットに対して、国内外の金融機関がプライベートバンキングサービスを提供している。その中でもLGTは資産10億円以上を主な顧客対象としている。 世界的に見ても「金持ち国」と言われる日本だが、ことプライベートバンキングサービスにおいては、多くの外資系金融機関が苦戦している。古くはシティバンクの日本撤退があり、HSBCは日本のプライベートバンキング事業をクレディ・スイスに売却。三菱UFJメリルリンチPB証券(後の三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券、2020年に三菱UFJモルガン・スタンレー証券と合併)は、メリルリンチが三菱UFJフィナンシャル・グループに株式を売却して、日本市場から撤退した。 LGTウェルスマネジメント信託は、外資系金融機関としては、10年の
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