「ステレオスコピック3D(Stereoscopic 3D)」「ステレオスコピー(Stereoscopy)」「ステレオ3D」などさまざまな用語が使われているが、立体視可能な映像のことである。最近では、裸眼立体ディスプレイなども出てきているが、多くは赤青レンズや、偏光レンズ、シャッターを用いた専用のメガネを使用して左右の目で別々の映像を見られるようにすることで、あたかも映像が立体的に、奥行き感を持って見えてくるという仕組みだ。 そんなステレオスコピック3D制作が、また脚光を浴び始めている。これは、いったい何度目の波だろうか。立体写真の歴史すら含めれば、すでに数10年が経過しているかもしれない。立体映像だけでも、10年に1度くらいのペースで、既存の表現を拡張する映像表現として注目が集まっては、いつのまにか消えて行くことを何度も繰り返してきた。クオリティであったり、制作費であったり、上映環境であっ