<ベーリング海に生息するズワイガニが大幅に減少している。ズワイガニの個体数は2018年時点の約80億匹から2021年には10億匹に減少したという......> 北米西端のアラスカ半島とユーラシア東端のカムチャッカ半島に挟まれたベーリング海に生息するズワイガニが大幅に減少している。米アラスカ州漁業狩猟局(ADF&G)とアメリカ海洋漁業局(NMFS)は2022年10月10日、ベーリング海のズワイガニが漁を解禁できる基準に満たないことを理由に、「2022年から2023年のシーズンのズワイガニ漁を解禁しない」と発表した。 2018年時点の約80億匹から2021年には10億匹に減少 アメリカ海洋大気庁(NOAA)が2022年5月30日から7月29日にかけてベーリング海東部の海底375カ所で実施した調査では、ズワイガニの成体と未成体雌の個体数はこの50年で最少であった2021年からさらに減少し、成体の