読売新聞などによると、本州と北海道を結んでいる東日本フェリーが、原油高に伴う採算悪化を理由に、函館―青森・函館―大間・室蘭―青森の3航路から撤退するとのこと。現在、高速フェリー「ナッチャンRera」や同型の「ナッチャンWorld」が就航している函館―青森航路は、利用客が多いため道南自動車フェリーが引き継ぐが、「ナッチャンRera」「ナッチャンWorld」はリースもしくは売船される模様。 ナッチャンReraおよびナッチャンWorldは、オーストラリアのIncatが建造したフェリーで、ウォータージェット高速フェリーとしては世界最大級。速力は満載時に約36ノット(約66.7km/h)と、カーフェリーとしては2008年現在で日本最速を誇っている。 2007年9月の就航時からターミナルのアクセスの悪さや運賃の高さが指摘されていたが、高速バスとの連携や、運賃に早割を設定するなどした結果、8月末までの1