熱のこもった議論が繰り広げられた市民フォーラム 福岡市が目指す2016年夏の五輪招致について意見を交わす市民フォーラム「2016福岡・九州オリンピック計画について考える」(主催・西日本新聞社、共催・福岡市)が6月26日、福岡市中央区のエルガーラホールで開かれた。最初に市側から開催概要計画についての説明があった後、招致に賛成、反対の意見を持つ市民や学識経験者ら7人が、それぞれの思いを語り、議論した。「子どもたちへの夢の提供」や「新しい街づくりのきっかけに」という期待。その一方で「財政負担による市民サービスの悪化」を懸念する意見など、五輪招致をめぐる議論が深まった。コーディネーターは、馬場周一郎・西日本新聞社編集局スポーツ本部長。 ◇ ●市民の声 ―市民の声が反映されていないという意見が多いが、市民の声を聞くどんな方法があるか。 田中 広報誌で意見を募集するだけでなく、札幌の