今月中旬から関西や新幹線沿線の主な駅にポスターが張られ始めた=大阪・JR天王寺駅、小林裕幸撮影 山陽新幹線と九州新幹線の直通運転のスタートまで半年を切った。新大阪と鹿児島中央間が1本で結ばれ、乗り換えなしで行き来できるようになる。沿線の自治体や旅行会社は観光客誘致や集客に期待を膨らます一方、航空会社は割引やダイヤの見直しで対抗する構えだ。 「みずほ」は、新大阪―鹿児島中央間を1日に数往復し、現在は2回の乗り換えで約5時間かかる両駅を、来年3月12日から最速3時間47分で結ぶ予定だ。新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本にとまる見込み。停車駅が増える「さくら」は1時間に1本の割合で走り、所要時間は約4時間となる見通しだ。 直通運転の発着地となる大阪市は、今秋から熊本、鹿児島両県内の主な駅前にキャラバン隊を派遣する。大阪城や通天閣などの超有名な観光地だけでなく、れんがや石造りのレトロな