724 :ウザくてスマンね。[]03/01/12 16:06 ID:/mzm5xhn 勤労を手段としてでなく、つまりより豊かな生活をするためにとか、 子供のためにといった目的のためではなく、 働くこと、それ自体を目的として生きるという態度がなかったことが、 近代の日本の資本主義の欠陥とされる。 それは日本のすべての人が自分の職業それ自体を神の思し召し(ベールフ)、 日本語に翻訳すれば、天職とまで考えるまでにはいたらず、 わずかに教育者だとか宗教者だけが、 自分たちの職業を報酬を目的としない聖職と考えたにとどまったということになる。 近代資本主義は利潤追求者である経営者までもが、 利潤追求を正しいこと、神の思し召しにかなうことと考えるところに成立するものなのだ。 ヨーロッパでは、新教、特にカルヴィン派の宗教倫理が それを教えたというのが、ウェーバーなどの主張である。 日本にはカルヴィン派がな