先日、本ブログで「陸自は『撤収』か『撤退』か」と題して、陸上自衛隊のサマワからの撤収について、メディアによって「撤収」とするところと、「撤退」と表記するところに分かれた、という一文を書いた。 ところが、今日6月26日付の毎日新聞朝刊2面にあるコラム「発信箱」がこの問題を取り上げ、「お先棒担ぎの言葉狩りに自重を求めたい」と厳しく批判した。毎日新聞は「撤退」でほぼ統一しようとしている新聞である。 毎日新聞コラムは、私のブログを読んだのではないだろうが、「お先棒担ぎ」とする批判はおだやかではない。まずは素直に反省を試みたうえで、一言だけ反論、というか事実指摘をしておきたい。 同コラムによれば、毎日新聞があえて「撤退」という用語を使っている理由は次ぎのようなものだという。 ①どの辞書で調べてみても「撤退」と「撤収」はほぼ同義②毎日新聞は、イラクからの軍隊引き揚げに言及する場合、凱旋か敗走か