単なるスケジュール共有だけでは生き残れない――。サイボウズ代表取締役社長の青野慶久氏が危機感を募らせている。サイボウズは3月18日、中堅中小企業(SMB)向けグループウェア製品群の統合ソリューション戦略に関する説明会を開いた。 サイボウズは現在、SMB向けグループウェア「サイボウズ Office」や、ウェブデータベース「サイボウズ デヂエ」、業務アプリケーション「かんたんSaaS」などを提供している。ある調査では、サイボウズ Officeの国内導入シェアは3年連続で1位を、顧客満足度も9回連続で1位をそれぞれ獲得している。 サイボウズはスケジュール共有だけではないのか しかし、青野氏はサイボウズ Officeの使われ方に不満を感じているようだ。同氏によると、サイボウズの社内では電子メールを使わずに、(サイボウズ Officeの)社内メールを使って社員同士がやり取りしているという。同社が実施