SI事業者が、これまで収益の基盤としてきた受託・請負型のビジネスが、これから益々厳しくなるであろうことに、多くの皆さんが不安に感じられています。 いくつかのSI事業者に伺ってみると、アベノミクスの影響か、売上は復調しているものの利益率はむしろ下がり気味であるところが多いようです。短期的には何とかなっても、中長期的な施策を今打たなければ、いずれは厳しい経営を強いられることになるでしょう。 SI事業者は、ユーザー企業からの依頼に誠実にお応えすることをモットーとしてきました。ユーザー企業からの依頼が潤沢にあり、それを誠実にこなしていれば、リピートが期待できたからです。 ユーザー企業が成長し、仕事もそれに伴い増えている間は、自分たちも成長することができたのです。しかし、リーマンショックを境として、このサイクルは壊れてしまいました。ユーザー企業の成長の勢いは衰え、事業の主体は海外へとシフト、国内での
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