トップ > 特集・連載 > 犠牲の灯り > 記事一覧 > 記事 【犠牲の灯り】 <犠牲の灯り 第1部「ちむぐりさ」> 番外編(下)~原発労働 しわ寄せは末端に~ Tweet mixiチェック 2013年1月28日 鉄骨がむき出しの崩壊建屋、体をむしばむ放射能。事故からまもなく2年、福島第1原発の現場では今も一日3000人が働く。被ばくの恐怖と闘い、過酷な作業を続ける彼らの存在なくして、事故収束はおぼつかない。連載「犠牲の灯(あか)り」第1部「ちむぐりさ」は、その事故現場で、不透明な雇用関係や劣悪な労働環境がはびこっている実態に切り込んだ。原発ピラミッドの底辺で、事故のつけを背負わされる作業員たち。弱者の犠牲の上に豊かさを追い求める格差社会ニッポンの縮図がそこにある。 (「犠牲の灯り」取材班) ◆無許可あっせん 2012年12月20日、福島第1原発3号機で行われた鉄骨の撤去作業。現場では事