米大統領候補を決める共和党の指名レースでは、3月1日から8日にかけて、実に20の州・地域で予備選・党員集会が実施されました。 オハイオ州知事のジョン・ケーシックは少しずつ、しかし着実に獲得代議員数を伸ばし、もはや「泡沫候補」と切り捨てられない存在感を放っています。 3月1日のスーパーチューズデーを乗り越えたケーシックが、3月5日の予備選・党員集会、そしてミシガン州などで実施された3月8日の予備選・党員集会をどのように戦ったのか、時系列に沿って振り返ることにしましょう。 ジョン・ケーシックは、3月1日の「スーパーチューズデー」ではどの州でも勝利を飾ることができませんでした。しかし、ケーシックの目標がスーパーチューズデーを「勝ち抜くこと」ではなく「惨敗しないこと」であったことを考えれば、ケーシックはまずまずの結果を残すことができたといえます。 実際、マサチューセッツ州予備選ではマルコ・ルビオを