何かを作る時、誰かの考えを別の誰かに適切に伝えるために、「仕様書」があります。否定、推論表現、時間表現など、仕様書の読み取り方、書き方を学ぶための一冊です。 内容紹介何かものを作るためには、何のために何を作るのか、それはどうやって作るのか、どうやって使うのか、どうやって修理するのか、どうやって廃棄するのか等を考えなければならない。もし、自分一人のための何かを、一人で作るのであれば、考えて実行するだけでよい。しかし、誰かと一緒に作るのであれば、あるいは別の人が使うのであれば、「考えを」伝えなければならない。 考えを伝えるもの、それをここでは仕様書と定義する。他の人に何かを頼むときに必要になるものが仕様で、それを表現したものが仕様書である。 (第1章「仕様書とは」より) ソフトウェア開発に限らず、ものを作る現場では「仕様書」が不可欠です。しかし、自然言語で書かれた仕様書には、曖昧な部分(グレー
