野田首相 勝海舟引用も…ヤジで消された所信表明 衆院本会議で所信表明演説中、おじぎを繰り返す野田首相 Photo By 共同 第178臨時国会が13日召集され、野田佳彦首相は衆院本会議で就任後初めての所信表明演説を行った。8月の民主党代表選では詩人・相田みつを氏の作品「どじょう」を引用したが、今回は幕臣・勝海舟の語録にある「正心誠意」を用いて自身の政治姿勢をアピール。野党側は4日間とした会期に反発しており、本会議場は怒号が飛び交い騒然となった。 首相は演説の冒頭、「政治に求められるのは、いつの世も“正心誠意”の四文字があるのみです」と切り出し、「意を誠にして心を正す。私は国民の皆様の声に耳を傾けながら、自らの心を正し、政治家としての良心に忠実に、大震災がもたらした国難に立ち向かう重責を全力で果たしていく決意です」と強調した。 「正心誠意」は、明治時代に刊行された勝海舟の語録「氷川清話