メルセデスF1のエンジンカスタマーであるウィリアムズは、2021年の開幕戦でF1パワーユニットにワークスチームと同じ問題を抱えていたと語る。 開幕戦で優勝してライバルよりも多くのポイントを獲得することに成功したメルセデスF1だが、チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、シャシーだけでなく、エンジン面でもレッドブルの供給元であるホンダF1に負けている点があると認める。 「コースの高速で走る部分で負けている。そこでホンダに屈していることがはっきりとわかる」とトト・ヴォルフはため息をついた。 トト・ヴォルフは、主な問題はエネルギー回生の“ディレーティング”の問題だと語る。それはホンダF1が前年に抱えていた問題と同じだ。ホンダF1はその問題を“クリッピング”と呼んでいるたが、ハイブリッドシステムのエネルギーがストレートで早く尽きてしまう問題を指す。 その結果、メルセデスF1は予選ラップ全体で電気システ