2023年シーズンのフェラーリは予選で特に強さを見せ、サインツJr.とチームメイトのシャルル・ルクレールのふたりで7回のポールポジションを獲得した。 この予選での強さには、ライバルのレッドブルがどちらかといえばレースペースを重視していたことが要因の一部にある。そしてフェラーリはレースでタイヤのデグラデーション(性能劣化)に悩まされ、レッドブルに十分なプレッシャーをかけることができなかった。 そのため、サインツJr.としてもレッドブルと競うためにフェラーリが力を入れるべき領域は、タイヤマネジメントだと考えている。 2024年マシンに対して、今季マシンからどの部分を引き継ぎたいか? そうサインツJr.に尋ねると、彼は「直線速度、ブレーキングパフォーマンス、そして90度コーナーのような短いコーナーでのパフォーマンスだ」と答えた。 「それから縁石に乗った時も大きな強みだと思う。このマシンには強みが