フェイスブックのセキュリティ責任者が語る、今そこにあるリスク(前編) 明かされる「Facebook」の不正ログイン対策、スパム問題、そして競合企業との協力関係 2012/05/21 ジョー・サリバン氏は、業界で最も多くの注目を集めるセキュリティ責任者の1人だ。 ソーシャル・ネットワーキング・サービス最大手、米国フェイスブック(Facebook)のCSO(最高セキュリティ責任者)を務めるサリバン氏は、セキュリティやプライバシーに関する無数のリスクから、自社の社員や業務システムのみならず、およそ9億人に上るユーザーを保護するという重要な使命を負っている。 現在44歳のサリバン氏がFacebookに入社したのは2008年。セキュリティ分野に専念すべく、10年前に民間企業へ転身するまでは、8年間にわたり連邦検事の任を務めていた。その検事時代に培った法律の専門知識は、現職でも大きな力を発揮してい
MBAの取得は、金銭的にも時間や労力の観点からも多大な犠牲を伴う。果たしてMBAは、ビジネス手腕を確保するための最短手段となりえるのだろうか。関連トップページ: CIOの役割 経営革新 人材育成 【CIOとMBA 第2回】ITエグゼクティブにMBAは必要か? ビジネスに変革をもたらすCIOを求める声に応える 2011/04/13 MBAの取得は、金銭的にも時間や労力の観点からも多大な犠牲を伴う。果たしてMBAは、ビジネス手腕を確保するための最短手段となりえるのだろうか。 「CIOの仕事は現在、10年前と比べて10倍も厳しくなった」と語るのは、過去30年にわたりCIOとして数十億ドル規模のグローバル企業を渡り歩いたラルフ・スジジェンダ氏だ。 「現代のCIOが対応するプロセスは、国内の部門間だけではなく、国境をもまたいでやり取りされるものが中心だ。またCIOの仕事は、消費者向け技術と企業向
米国3大ネットワークの1つであるNBCで、『アウトソースド』というコメディ番組が新しく始まった。インドのコールセンターを舞台にしたこのドラマは、オフショアリングの支持派も反対派も怒らせている。インド人の描き方がステレオタイプだという声もあれば、重大な問題をちゃかしていると批判するオフショアリング反対派もいる。CIO Magazine米国版は、アウトソースドの第1話を取り上げて“事実チェック”を行った。このドラマがオフショア・コールセンターの仕事の何を正しく伝え、何を間違って伝えているかを見てみよう。関連トップページ: CIOの役割 IT組織改革 アウトソーシング アウトソーシングの虚構と現実 テレビが描いた、あるいは描かなかった真の姿とは 2010/12/13 米国3大ネットワークの1つであるNBCで、『アウトソースド』というコメディ番組が新しく始まった。インドのコールセンターを舞台にし
BPM(Business Process Management)とは「ビジネスプロセスの継続的な改善・改革を実施するための取り組み」である。また、目的として重要なことは「BPMを取り組んだ企業にとって、財務的なインパクトを与えることであり、利益の向上、TCOの削減、そして競合優位性の確保・維持から、顧客満足度の向上により、企業として更なる発展を継続していくことである」と前号でお伝えしたが、あらためて再度記させていただく。なぜならば、この前提を踏まえていただき、BPMに取り組んでいただくうえで、推進していくCIO/IT部門の果たすべき役割がどういったものかを、今回お伝えするためである。まずは、再度この定義を揺らぐことなく、述べさせていただく。 関連トップページ: 経営革新 日本のCIOに贈る[BPM新論](第2回) BPMの推進においてCIOやIT部門が果たすべき役割 2010/11/26
「IT部門が経営改革に影響を与える」という考え方が一笑に付されていたのは、そう遠い昔のことではない。一方で、肝いりのITプロジェクトが期待外れの結果に終わるケースを繰り返してきた事実は、決して笑い事ではなかった。ITとビジネスはいかにして歩み寄っていくのか、実例を引きながら見てみよう。「IT部門が経営改革に影響を与える」という考え方が一笑に付されていたのは、そう遠い昔のことではない。一方で、肝いりのITプロジェクトが期待外れの結果に終わるケースを繰り返してきた事実は、決して笑い事ではなかった。ITとビジネスはいかにして歩み寄っていくのか、実例を引きながら見てみよう。 現在では、改革を実現するにはIT部門がビジネスに精通し、経営戦略や業務フローの変更に関与していくべきだと理解されている。それどころか、多くの企業がIT部門はビジネスの変革を構想し、現実のものとする唯一無二の存在だととらえてい
「Best of CIO 2010」は、強力なリーダーシップによりプロジェクトを成功に導くとともに、みずからがIT組織の地位向上のために積極的に取り組んだCIOに贈られる。大学教授、ITアナリスト、海外ニュース記者、本誌編集部で構成された選考委員会の投票によって、CIO Award 2010の受賞企業10社の中から4人のCIOが選出された。受賞者とその選考理由は次のとおりである。「Best of CIO 2010」は、強力なリーダーシップによりプロジェクトを成功に導くとともに、みずからがIT組織の地位向上のために積極的に取り組んだCIOに贈られる。大学教授、ITアナリスト、海外ニュース記者、本誌編集部で構成された選考委員会の投票によって、CIO Award 2010の受賞企業10社の中から4人のCIOが選出された。受賞者とその選考理由は次のとおりである。
「CIO Award 2010」は、CIOの主導のもと、ITによる経営/ビジネスの革新、あるいは経営戦略に根差したITインフラの強化/革新に成功した企業に贈られる。今回は、編集部が過去10年に取材した約250件の事例の中から10社が選出された。受賞企業とその選考理由は次のとおりである。関連トップページ: 創刊10周年記念:CIOの10年を読む CIO Award 2010を発表! 経営/ビジネスの成長をITで支えた10社 2010/10/21 CIO Magazineは、創刊10周年を機に、「CIO Award」と「Best of CIO」という2つの賞を創設した。「CIO Award 2010」は、CIOの主導のもと、ITによる経営/ビジネスの革新、あるいは経営戦略に根差したITインフラの強化/革新に成功した企業に贈られる。今回は、編集部が過去10年に取材した約250件の事例の中から1
「スマートフォン」、すなわち「“賢い”電話」という名前について疑問を感じたことのある方は少なくないだろう。最近では非常に人気の高い端末の1つだが、皆が期待するほど賢くないというのが実情だ。ここで紹介する恐ろしい出来事が、まだ読者の身の回りで起こっていないのなら、それは幸運というほかない。関連トップページ: モバイル&ワイヤレス スマートフォンが引き起こした世にも不幸な7つの物語 知っておこう。便利なはずのモバイル端末で、あなたがひどい目にあうこともある 2010/09/08 「スマートフォン」、すなわち「“賢い”電話」という名前について疑問を感じたことのある方は少なくないだろう。最近では非常に人気の高い端末の1つだが、皆が期待するほど賢くないというのが実情だ。ここで紹介する恐ろしい出来事が、まだ読者の身の回りで起こっていないのなら、それは幸運というほかない。 “スマート”の名を冠している
CIOは、社内のITインフラを整備し、社員が快適にITを活用できるよう全力を尽くす……だけでよいのだろうか? 新たな視点を持った新世代のCEOらは、CIOにもっと重要なパートナーとしての役割を果たしてほしいと願っている。「CIOは、我々の顧客対応のあり方を、あらゆる側面から包括的にとらえることができる立場にある。また、会社全体がどのように動いているのか、各部門にとって何が重要かといったことについて深い洞察力を持っている」と述べるスコットトレードの創業者でCEOのロジャー・ライニー氏 新世代のCEO(年齢ではなく、物の見方において)は、「戦略的なビジネス・パートナーとしてのCIO」という考え方を受け入れている。こうしたCEOは、グローバルな相互依存が進む極めて複雑な世界で競争している。彼らが率いる企業は、技術を駆使して顧客とかかわり合っており、その技術の1つとしてソーシャル・メディアが広く普
我々は、日ごろよく「IT部門とビジネス部門」といった表現を使うが、この表現に分離や疎外感を感じたことはないだろうか。今やITはビジネスの一部にほかならず、互いに緊密な関係を必要としているのにもかかわらず、この表現には両部門の距離感が込められているように思える。この距離感をなくすために、世のCIOらはどのような工夫をしているのだろうか。関連トップページ: CIOの役割 IT組織改革 IT部門とビジネス部門との間の距離感をなくす 今やITはビジネスの一部。「部門名を変える」、「ITのビジネス貢献度を明示する」などの方法で分離感を払拭する 2010/09/07 我々は、日ごろよく「IT部門とビジネス部門」といった表現を使うが、この表現に分離や疎外感を感じたことはないだろうか。今やITはビジネスの一部にほかならず、互いに緊密な関係を必要としているのにもかかわらず、この表現には両部門の距離感が込め
IT資源の効率的な利用を可能にする仮想化技術は、さらなるコスト削減策を求める企業にとっては1つの救いと映っているだろう。しかし、やみくもに仮想化技術を導入したのでは管理レイヤが増すだけで、かえって運用の手間が増大したり、システムの円滑な運用に障害が生じたりしかねない。それを防ぐには、仮想化時代を見据えたインフラ・アーキテクチャ設計手法、運用管理の体制を整える必要がある。ここでは、仮想化技術の中でも特にサーバ仮想化に焦点を当て、その最新動向を説明するとともに、仮想化レイヤの追加によって複雑性が増す企業インフラを今後どう管理していくべきかについて、基本的な考え方、とりうるアプローチを紹介する。関連トップページ: IT投資/ROI IT基盤 仮想化 仮想化技術の現在と未来 さらに複雑化が進むITインフラの管理に向け、IT部門はどのような能力を備えるべきか 2010/09/01 IT資源の効率的
既存システムとクラウドの統合を成功させるのに必要なものは何だろうか。標準規格がない現在の状況では、この問いに明確に答えるのは難しい。とは言え、先行者らは、自社のシステムのことを十分に把握したうえで、統合の計画を策定すること、インフラを整備すること、コンプライアンス対応について検討することなどの重要性を説いている。クラウド・プロバイダーの側も、単にコスト削減をうたうばかりでなく、企業が抱えるより複雑な課題に対応する準備を整えつつあるようだ。関連トップページ: システム統合 クラウド/SaaS クラウドとオンプレミスの統合は“いばらの道”(後編) 「統合計画の策定」、「インフラ整備」、「コンプライアンス対応」──クラウド統合を成功させるために考えるべきこと/やるべきこと 2010/08/10 既存システムとクラウドの統合を成功させるのに必要なものは何だろうか。標準規格がない現在の状況では、こ
ITが自社の事業にもたらす価値を、ビジネス部門に理解してもらうにはどうすればよいのだろうか。米国企業の3名のCIOが、彼らが実践する、ビジネス部門にITの価値を説く方法を教えてくれた。 関連トップページ: CIOの役割 IT組織改革 情報共有/コラボレーション ITの価値をビジネス部門にうまく伝えるには? 「貢献度を数値化する」、「ITスタッフにビジネス意識を持たせる」、「ビジネス戦略を牽引する」――米国企業の3人のCIOが説く 2010/06/07 ITが自社の事業にもたらす価値を、ビジネス部門に理解してもらうにはどうすればよいのだろうか。米国企業の3名のCIOが、彼らが実践する、ビジネス部門にITの価値を説く方法を教えてくれた。
社会における情報ニーズの高まりと、各種コンピュータ技術や端末の進化/普及に伴い、今日、企業システムが扱うデータ/トランザクションの量が爆発的な勢いで増大している。それらのデータ/トランザクションを的確に処理し、ビジネスで有効に活用していくために今、企業システムの稼働を支えるITインフラには、抜本的な“構造改革”が迫られているのだ。その改革なくして、この先10年、企業の成長をITによって支えていくのは難しいだろう。今回から始まる本連載企画では、「Smarter Planet」ビジョンの下、新たな時代状況に対応したITインフラ製品の提供に乗り出した日本IBMのキーパーソンへのインタビューなどを通して、2010年代の企業の成長基盤たりうるITインフラの条件を明らかにしていく。関連トップページ: 次世代企業ITインフラの条件 【特別連載】この先10年、企業の成長基盤たりうるITインフラの条件とは?
IT部門やIT環境の俊敏性/対応力を高め、ROI(投資対効果)を向上させるにはどうすればよいのか?――その答えとして、建設/エンジニアリング会社の米国ベクテルでCIOを務めるゲール・ラムレス氏は、既存のITインフラを解体し、アマゾンやグーグルなどのクラウド・プロバイダーが採用するアプローチを取り込んでインフラを刷新する道を選択した。本記事では3回にわたり、同社の取り組みの概要を紹介する。 関連トップページ: CIOの役割 IT基盤 クラウド/SaaS アマゾン/グーグルらを手本に、プライベート・クラウドをゼロから構築した米国ベクテル(前編) 世界規模で拡大が続く事業に既存のITインフラ/アプリで対応するのは不可能。全面的な刷新を決断 2010/06/21 IT部門やIT環境の俊敏性/対応力を高め、ROI(投資対効果)を向上させるにはどうすればよいのか?――その答えとして、建設/エンジニア
前編では、市川惇信氏が提唱する「進化システムに関する理論」に依拠しながら、今日の社会や企業で「専門化/単能化」が進行していることを指摘した。翻って我々、企業内情報システム部門の立場を自問してみると、実は経理や生産、販売といった機能体組織の活動をサポートする補助部門が出自であったことに思い至る。その情報システム部門が置かれた状況は現在、クラウドに代表されるITのコモディティ化によって大きく変わりつつある。果たして今後我々は、どのような進路をとるべきか。今こそ、「社内のあらゆるユーザー部門に対する補助部門」としての本分に立ち返り、全社の業務改革を推進する業務改革センターへと生まれ変わる時ではなかろうか。 関連トップページ: 業務改革/BPM コスト削減 IT組織改革 クラウド/SaaS 企業内情報システム部門は、クラウド時代にどう対応すべきか?(後編) 「社内のあらゆるユーザー部門に対する補
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