さて、昨日の投稿の続きを書きます。 まず、エドナ・オブライエンはブローティガンの最初のガールフレンドと、かれの親友の母親だった。の母親だった。 この未発表作品集のタイトルは、The Edna Webster Collection of Undiscovered Writings となっている。やっ、やっ、なんてこった。昨日のブログにはエドナ・オブライエンと書いて平然としていたのだ、このわたしといううっかり者は。オブライエンという名はどのようにして、あたかも黒頭巾、黒装束の忍者みたいに、わたしのこころに忍びこんでいたのか。 つくづく、自分に愛想をつかしているが、かといって、それでどうなるわけでもないから、「恥じさらし」を特技とした人間なんだとあきらめよう。 一九九二年の十月、やがてこのコレクションの編集をすることになったバートン・ワイスはブローティガンの作品のみを蒐集していたある友人から電話