「コワーキング」という言葉からは、「起業」「ベンチャー」「独立」と、ある種の決心が必要になるような印象を持つ人も少なくない。だが、そんなに堅苦しく考えなくても、「人と人とが出会い、そこから新しいアイデアやアクションが生まれる」ということを気軽に体験できることこそが重要だ。そんな思いから、コワーキングに対する“敷居”を下げてもらおうと考えているのが、横浜にあるコワーキングスペース「タネマキ」だ。 オープンシェアオフィスとして、人が出会える空間を作る タネマキを運営するのは、上津原雅之氏と杉本淳氏。ともにウェブデザインを仕事にしており、WordPressのイベント「WordBench」で出会ったという2人は、「自分たちでもイベントなどを主催していきたい」という思いから、コワーキングスペースの立ち上げを考え始めたのだという。「イベントが行えるスペースはもちろん、自分たちのオフィスを作りたかった。