相馬とエリコの二人は東京タワーの下にやってきていた。 「まさか・・・こんな・・・」 呆然とするエリコを横目に、相馬は自らの心を責めていた。 「世界の発展のためだったとはいえ・・・僕たちは・・・僕と博士はなんて恐ろしい兵器をつくってしまったんだ・・・」 頭を掻きむしる相馬。 最も起きてはいけない事態が起きてしまった。 このままでは、世界が・・・滅びてしまう。 「・・・相馬さん。自分を責めないで」 「・・・エリコちゃん・・・」 「相馬さんは悪くないわ。 悪いのは、あの装置を兵器として使った組織の人たちよ」 「・・・」 「立ち上がってよ、相馬さん。 私たち、世界を救いに来たんじゃないの?」 「そうか・・・そうだったね・・・」 「フハハハハハハー!!!」 突然相馬の後ろから笑い声がした。 「相馬雄介、これは本当に素晴らしい兵器だな。 組織を代表して礼を伝えよう」 そこには、あの黒服の男と一緒に立つ
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