リコーとHOYAは7月1日、リコーによるHOYAのPENTAXイメージング・システム事業の買収について合意し、「株式譲渡契約書」を締結したと発表。これを受けて譲渡に関する説明会を開催した。 今後は、HOYAが吸収分割によって新会社を設立し、10月1日をめどにリコーに当該会社の株式を譲渡する。買収金額は決定しておらず、今後も公表する予定はないという。3年後をめどに事業売上げ1000億円を目指すとしている。 今回リコーは、HOYAのイメージング・システム事業のみを引き継ぐ。それ以外の内視鏡、人工骨などのライフケア事業やデジタルカメラ用のモジュール(DCM事業)、音声合成ソフトウェアといった事業はHOYAが引き続き展開し、両者ともにPENTAXブランドを使用することになる。 買収目的は「コンシューマー事業の確立」 リコー 代表取締役社長執行役員の近藤史朗氏は、「同じブランドを異なる事業領域で使用
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