女性と異なる特徴がある男性のうつ病 うつ病は気分の落ち込みが著明となることで、心身の状態や日常生活に影響をもたらし、時には自殺に至ることもある精神疾患です。 その頻度は女性が男性の2倍程度とされています。 しかし、日本の年間の男性の自殺者数は女性の2倍以上なのです。 男性のうつ病は女性とは異なる特徴があるため、男性のうつ病を軽視すべきではありません。 その特徴と対処法についてお伝えします。 男性はうつ状態が見られても人に頼りたがらない傾向にある 男性はうつ状態が見られても、それを否認し、家族にすらその苦痛を訴えようとしない傾向があります。 これには、精神的な不調について、男性の場合には他人に頼らず、自分で解決すべきという価値観が影響しているようです。 男性より女性にうつ病が多い要因の一つ 私のクリニックでの診療経験からは、うつ病に限らず、何らかの精神的な不調を訴え、精神科を受診する頻度は、