あまりの疲労や落ち込みから、食事や入浴といった日常動作に面倒くささを感じ、後回しにした経験はないだろうか。多くの場合はストレス発散などで気を持ち直し、再びいつも通りの健やかな生活に戻るわけだが、一方で、生活を立て直すタイミングを逃し、ゴミ屋敷と化してしまう人もいる。中にはついに気力も尽き果て、荒れた部屋の中で孤独死するケースもあるという。 こうした、生活環境や栄養状態が悪化しているにも関わらず、改善する意欲や周囲を頼る気力が沸かなくなってしまう状態を、セルフネグレクト(自己虐待)と呼ぶ。かつては一人暮らしのお年寄りを中心に見られたこの現象が、近頃は若い世代で増加しているという。 仕事の愚痴を誰にも言えず、ゴミに囲まれながら孤独死した30代女性も フジテレビの情報番組「ノンストップ!」で6月8日、仕事のストレスからセルフネグレクトになり亡くなった30代女性のケースを紹介していた。 女性は一人
国土地理院が発行する紙地図の販売数が低迷している。販売を受託している日本地図センターによると、2016年度の売り上げは約47万枚で、記録のある1946年度以降で最少。最盛期だった81年度の約910万枚と比べると約20分の1だ。紙地図は生き残ることができるのか。 5月の連休中、長野県の北アルプスは大勢の登山者でにぎわっていた。しかし、上高地から涸沢(からさわ)まで約7時間をかけて歩いても、紙地図を見ていた登山者は民間の登山用地図「山と高原地図」を使っていた2人だけ。北穂高岳(3106メートル)に登っても、やはり地図を広げている登山者は一人もいなかった。 かつて、地理院の紙地図は登山者にとって必携だった。しかし、大学の山岳部やワンダーフォーゲル部など組織化された登山者は減っており、複数で紙地図を見る場面は珍しくなっている。さらに、スマートフォンの普及が紙地図の減少に追い打ちをかける。世界中の地
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