兵庫県丹波地域では冬季に見られる小さな野鳥「ルリビタキ」(ヒタキ科)が冬枯れの林の中を元気よく飛び回り、自然愛好家らの目を楽しませている。 スズメほどの大きさ。成鳥の雄は頭から背中にかけて美しい瑠璃(るり)色、脇はオレンジ色で腹側は白色。雌は背中側が地味な緑褐色。撮影したのは幼鳥で、まだ雌雄の判別が難しい。 冬に山仕事をする人たちの間でもなじみの鳥のようで、柴刈りの最中に現れ、すぐそばまで寄って来る愛嬌者だそう。丹波篠山市今田町の一部の地域ではその昔、この習性から親しみを込めて「ナタカクシ」と呼んでいたという。 同町の男性(80)によると、「静かにしていると、1メートルほど近くに寄って来ることも」と言い、「捕まえようとするも、ひょいと少し離れた場所へと飛び移る。一向に距離を詰めることができず、これを繰り返しているうちに鉈(なた)をどこに置いたのか分からなくなってしまうと聞いた」と話す。 丹
![山の愛嬌者 野鳥「ルリビタキ」 別名「ナタ隠し」の意味は? - 丹波新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b70fefa07d815ae9d5e3fd40b3cd7ae7d1c75ceb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftanba.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F02%2Fba80ab53ca5ab4e35edf40a748e0dfd8-scaled.jpg)