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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (5)

  • 差別のない明るい社会へ 野田新内閣に望むこと – 橘玲 公式BLOG

    国の第95代首相に民主党の野田佳彦代表が指名された。これから新内閣には多くの要望が寄せられるだろうが、私もささやかな希望を述べておきたい。 私が望むのは、日社会の桎梏となっている差別的な制度を取り除き、「差別のない明るい社会」をつくることだ。 2007年の世界金融危機で大卒内定率は大幅に下がったが、今回の東日大震災で新卒採用はさらにきびしさを増している。日企業は経営破綻でもしないかぎり正社員を解雇できないから、不況になると新卒の採用を抑制して人件費を減らそうとする。その結果、景気が悪化すると若年層の失業率が高くなり、非正規でしか働けなくなる。 日では新卒で就職に失敗すると大企業の正社員になることはほぼ不可能で、非正規の若者たちは社会の底辺に埋もれていくほかない。同じ仕事をしながらまったく違う待遇を受ける正社員と非正規社員の格差は、人種差別や性差別、部落差別と同様に、「差別」以外

    差別のない明るい社会へ 野田新内閣に望むこと – 橘玲 公式BLOG
    dig5
    dig5 2011/09/04
  • “国家破産”の街アテネを旅して(1) – 橘玲 公式BLOG

    ギリシアの財政危機が世界経済をふたたび揺るがしはじめました。 昨年(2010年)末にアテネを訪れ、それについて短い文章を書きました。今年の春に予定していた新刊のためのものですが、東日大震災で企画そのものを取り止めたため発表の機会がなくなり、そのままになっていました。 ギリシア危機の報道で思い出したので、半年ほど前の話ですが、2回に分けて掲載します。 *                   *                   *                   *                   *                   *                   *                   * アテネは野良犬が多い。それも大きくて、やたらなれなれしい。カフェでコーヒーを飲んでいると、いきなりテーブルの下に潜り込んできたり、膝に頭を乗せてきたりする。最初は

    “国家破産”の街アテネを旅して(1) – 橘玲 公式BLOG
  • シミュレーション 20XX年ニッポン「財政破綻」 – 橘玲 公式BLOG

    『ZAITEN』2011年2月号の特集「20XX年ニッポンの国債暴落」に掲載された「シミュレーション20XX年ニッポン「財政破綻」」を、出版社の許可を得てアップします。これはもともと、編集部の要望で、同特集の巻頭のために匿名で執筆したものです。 *                   *                   *                   *                   *                   *                   *                   * 金利上昇、デフレ脱却が住宅ローン破産を呼ぶ 20XX年1月10日(金)。午前6時に人形町のワンルームマンションを出て、徒歩で丸の内に向かう。出社前に近くのスターバックスに寄り、3800円のカフェモカを飲むのが私のささやかな贅沢だ。紙の新聞はずいぶん前になくなってしまった

    シミュレーション 20XX年ニッポン「財政破綻」 – 橘玲 公式BLOG
  • 財政破綻に備える「3つのリスク回避術」 – 橘玲 公式BLOG

    『ZAITEN』2011年2月号の特集「20XX年ニッポンの国債暴落」に掲載された「財政破綻に備える「3つのリスク回避術」」を、出版社の許可を得てアップします。 *                   *                   *                   *                   *                   *                   *                   * 「日国は破産するか」については、さまざまな議論がある。たいていのひとは、「こんなに借金(2009年末の国債発行残高は約870兆円)が大きいんだから、いずれ大変なことになるだろう」と不安に思っている。それに対して、「財政危機なんかウソっぱちだ」と威勢のいいことをいうひともいる。 どちらが正しいかを判断するには、まず現状を正確に把握しなくてはならない。

    財政破綻に備える「3つのリスク回避術」 – 橘玲 公式BLOG
  • タックスヘイヴン ──揺れる「無税の楽園」 『ファンド情報』2009年8月10日号 – 橘玲 公式BLOG

    チューリッヒから湖に沿って列車で1時間ほど南東に下り、山間の保養地サルガンスでバスに乗り換えて約30分で終点のファドゥーツに着く。道中はのどかな田舎の風景がつづき、検問はおろか国境を示す標識すらないが、小川をひとつ渡ればそこは世界でもっとも小さな国のひとつ、人口3万4000人のリヒテンシュタインだ。 首都ファドゥーツの中心は郵便局で、そこに観光案内所、歴史博物館、バスターミナルなどが集まっている。街を見下ろす山の中腹に中世の古城があり、リヒテンシュタイ家の当主であるハンス・アダム二世がいまも暮らしている。1719年、ハプスブルク家の高官であったヨハン・アダム・アンドレアス侯爵が神聖ローマ帝国より侯国の認可を受けたのが国のはじまりで、ナポレオン革命とドイツ連邦成立という一九世紀初頭の大動乱を生き延びて、国連に正式加盟する主権国家の地位を獲得した。 リヒテンシュタインは風光明媚な観光地で、冬の

    タックスヘイヴン ──揺れる「無税の楽園」 『ファンド情報』2009年8月10日号 – 橘玲 公式BLOG
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