初対面の人に対してタメ口をきいてしまう尋常ならざるコミュ力の持ち主には全く頭が上がらない。少々の長文を覚悟で尊敬してやまないおじ様たちへの尊敬の念を綴る。 僕はカウンター席のあるアメリカンともイタリアンとも言えない洋風バルのカウンター席でビールをすすりながらPCを広げて作業をしていた。 隣のとなりの席に陣取るは畏敬の念さえ禁じ得ないほど豊かな下腹部を披露する、60代に片足突っ込んだご様子のおじ様だ。 そのおじ様のコミュニケーション能力にかつての日本が謳歌したであろう、自身の体格に似た古き良きJapan's Cool 1.0を想像させられた。 おじ様はカウンターの向こう側にいる、アホ面の自己主張弱めなスタッフにこう言い放った。 「おい、ビール。ところでお前新人だろ。」僕はおじ様のこうした恐れも知らぬ伝統と革新とが混ざり合ったコミュニケーションのスタイルに衝撃を覚え、思わず作業の手を止め耳を傾
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