高岡銅器協同組合(高岡市)は五日、JR新高岡駅南口で、地元の高岡第一学園付属第一幼稚園園児四十六人の協力で高岡銅器の風鈴四十八個の飾り付けをした。九月二日まで設置し、柔らかな風鈴の音色を通勤客や帰省客らに楽しんでもらう。 風鈴設置は一九九三年に地場産業のPRや高岡七夕まつりのにぎわいづくりにと高岡駅で始まり、二〇一五年の北陸新幹線開業後は新高岡駅で毎年この時期に続けている。 組合の大谷彰郎専務理事が園児らを前に「暑い夏を風鈴の音色で乗り切ろうという人間の知恵でできました。高岡銅器の風鈴のファンを増やしましょう」、冨田世志紀(よしのり)園長が「皆さんも暑さに負けず頑張ろう」とあいさつ。園児らが書いた「コロナがおわりますように」「すうじがきれいにかけますように」などの短冊を付けた風鈴を組合員らが棚に取り付けていった。