熊本市中央区で9日朝、熊本電鉄の電車が脱線する事故があり、藤崎宮前駅と御代志駅の間の全線で運転を見合わせています。電車には20人余りの乗客が乗っていましたが、けが人はいないということで、警察などが事故の原因を調べています。 9日午前7時前、熊本市中央区の熊本電鉄の藤崎宮前駅から北へ約600メートル進んだ場所で、2両編成の電車のうち後ろの車両が脱線する事故がありました。 警察によりますと、乗客20人余りと運転士にけがはありませんでした。 この事故の影響で、熊本市の藤崎宮前駅と合志市の御代志駅の間では全線で運転を見合わせていて、復旧の見通しは立っていないということです。 熊本電鉄によりますと、運転士は「アクセルもブレーキもかけずに運転していたところ、急に速度が落ちて停止した。その後、ブレーキをかけたりアクセルを入れても動かず、車両を点検したら脱線していた」などと話しているということです。 警察