同店は、当初銭湯として営業を行っていたが、井戸を掘ったところ温泉が湧いたことをきっかけに業態を変え、営業を続けてきた。1967年から現在の建物で営業を行う。 温泉は地下500メートルから湧く茶褐色の湯で、泉質は「重曹泉」（緩和低張性冷鉱泉）に属し、ヒステリー、神経衰弱、創傷、やけど、関節リュウマチ、神経痛、冷え性の効用があるという。施設内には約45畳の大広間を設け、食事やカラオケを楽しむことができる。また、建物1階には銭湯「越の湯」が営業する。 閉店の理由は建物・設備の老朽化、従業員の老齢化、後継者不足など。最近では「30％程度の稼働」（同店代表を務める平岡久枝さん）だったという。 閉店にあたり平岡さんは「麻布十番商店街には本当にお世話になった。今後も商店街が良くなっていくことを願っている」と話しており、建物の今後については明らかにしていない。営業は3月31日まで通常通り行う。営業時間は1

西麻布を代表するクラブ「Space Lab YELLOW（スペース・ラボ・イエロー、以下イエロー）」（港区西麻布1）が6月末に閉店する。 イエローは1991年12月、西麻布のクラブ「P.PICASSO」や渋谷のクラブ「CAVE」を運営してきたスタッフのプロデュースによりオープンした。「クラブとしてだけでなく、色々面白いことをたくさんやりたい」という思いから空間実験室を意味する「スペース・ラボ・イエロー」と命名。これまでに1,500～2,000人以上を集めるイベントを複数開催するなど知名度も高く、現在レギュラーイベントで「Fantastic Plastic Machine」の田中知之さんが出演する「GRAND-TOURISME」を開催するなど著名DJが多数出演している。 閉店の理由についてイエロー企画室担当者は「店舗が入るビル側より解体に伴う立ち退き要請があり、協議の結果2008年6月末日を

ユニマットリバティー（港区南青山2）は12月3日、運営する温泉施設「六本木天然温泉スパzaboo」（西麻布1、TEL 03-5770-8100）を2008年1月10日をもって閉館すると発表した。 同施設は、ユニマットグループの別会社ユニマットコスモ（南青山2）が2006年7月、天然温泉をはじめ、飲食店やリラクゼーション施設の複合温浴施設としてオープンした。地下3階/地上6階建てのビル内で展開し、4階～6階は、女性専用の高級会員制天然温泉スパ「GRAND Shiespa（グランドシエスパ）」として営業している。設備投資をはじめとした総事業費用は「約100憶円」（同社広報部）で、閉館の理由については「経営上の事由による」（同）としている。 建物は同社グループ会社のユニマット不動産（港区南青山2）が所有しており、閉館後に売却する予定。施設の利用には会員登録が必要で、zabooの一般会員には約10

西麻布のギャラリーで11月28日より、アパレルブランド「ミナ・ペルホネン」がアーカイブコレクションを展示。写真は2005-2006年秋／冬コレクション 西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」（港区西麻布3、TEL 03-3479-3843）では11月28日より、展覧会「minä perhonen 11 years→」を開催する。 展覧会は、アパレルブランド「minä perhonen（ミナ ペルホネン）」の設立から2006年までの11年間に制作された洋服をアーカイブとして展示するもの。 ミナ ペルホネンはデザイナーの皆川明さんにより1995年に「minä」として設立、2003年よりブランド名を「minä perhonen」とする。アパレルのほか、デンマークの家具ブランド「フリッツ・ハンセン」とのコラボレートにより、同ブランドの布を張ったアルネ・ヤコブセンデザインの 「エッグチェア」「スワンチェ

ドン・キホーテ（新宿区）は12月8日、ドン・キホーテ六本木店（六本木6、TEL 03-5786-0811）の屋上に建設した遊戯施設「ハーフパイプ」の運営中止･施設撤去を視野に入れた開業の延期を発表した。同施設は、2005年9月に建設を開始、12月21日の開業を進めていたが、周辺住民や地元商店街などから建設中止を求める反対運動が起こり、同社は「直接本業と関係のない本件に関して、これ以上の非生産的エネルギーを費やすのは、企業経営上からも株主利益の面からも好ましくない」と判断し、開業延期を自主的に判断した。同社では、同施設の設置･稼動について法令上必要な手続を進め、説明会や実証実験を通して周辺住民らに理解を求めてきたものの、安全面や騒音、治安問題などを心配する反対運動に折れた格好となった。開業を予定していた同遊戯施設は、スノーボード等で人気の「ハーフ・パイプ競技」を模した全長約52メートルのU字

六本木ヒルズ展望台、東京シティビュー（六本木6、TEL 03-6406-6652）では12月5日から、J-WAVEとのコラボレーションによる「J-WAVE CHIRSTMAS LOUNGE @ TOKYO CITYVIEW」を開催する。同企画は、東京シティビュー内にインテリアショップのCIBONEがプロデュースした「J-WAVEラウンジ」を設け、期間中、松浦俊夫氏などJ-WAVEがセレクトしたDJらが、夜景に合わせてBGMを生選曲するもの。DJタイムは19時～22時30分。会場では、オランダのインテリアブランド「moooi」社製の巨大な照明器具を束にして吊り下げ、四方に裾を広げるコードのシルエットをクリスマスツリーに見立てる演出を行う。また、期間中毎日15時～15時30分（予定）にはクラシックやジャズのアフタヌーンライブを予定している。入場料金は東京シティビューの料金1,500円（一般）。

港区は11月21日、麻布十番・一の橋の「一の橋公園」（東麻布3）にある大型船の遊具の解体工事を行なった。同遊具は、全長約10メートルの木造でできており、「船の広場」として親しまれ、麻布十番納涼祭りでは盆踊り会場として使用されていた。今回の取り壊しは老朽化によるものとしており、跡地には新たな公園としての見直しを図っている。同工期は11月26日までを予定。同公園は、首都高速「一の橋インターチェンジ」の下に位置するもので、約4,800平方メートルの広さを持つ園内には湧水を利用した噴水、古川の両岸から噴出する水のアーチなど、古川が江戸時代から海運輸送の要となっていたことから「水」にまつわるものが多く設置され、同遊具も江戸時代に用いられていた商船にちなんだものとされている。