40年前に建設され、1階にはファッションなどの商業テナント、2階から上にはデザイン関連の事務所などが入居し親しまれてきた「代官山パシフィック」ビル(渋谷区猿楽町)の取り壊しが決まった。 ビルは商業施設やファッションブティックが建ち並ぶ代官山のメーンストリート、八幡通り沿いの好立地に位置することから、古い造りにも関わらず流行のアパレル店や雑貨店、クリエーターの事務所など華やかな業種の入居者が部屋を埋めてきた人気の建物。老朽化に伴う取り壊しで、80戸ある部屋のうち4分の1はすでに同ビルを後にしている。 「代官山パシフィックマンション」として東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に着工。翌1965年1月に完成し、当初1階の路面を除く2階以上のフロアは住居として利用された。鉄筋コンクリート造の地下1階地上7階建て。白い壁とバルコニーが特徴の当時の面影をそのまま残したデザインは、40年
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