東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で、社員や下請け会社の作業員らの新型コロナウイルスの感染確認が相次いでいる。東電によると、7月29日~8月2日の5日間で感染確認は計12人に上る。広報担当者は2日の記者会見で「追加対策を検討している」と話した。 東電によると、7月29日以降、20代の女性社員2人と、下請け会社の30代~50代の男性作業員9人、50代の男性派遣社員1人の感染が確認された。そのうち男性作業員3人は同じ車に同乗していた。40代の男性1人はワクチン接種翌日に発熱し、感染を確認した。福島第一で働く人の感染確認は、これまでに計44人となった。 東電は7月12日~8月31日、福島第一への視察を受け入れていない。また福島第一でのワクチン接種は7月30日までに、社員493人と下請け会社の作業員ら1334人の計1827人が少なくとも1回目を終えた。今後も接種を進め、社員900人、作業