全国の国立ハンセン病療養所でかつて入所者の遺体を解剖していたことなどが記録された古い資料ついて入所者の多くが将来にわたって残していくべきだと考えていることがNHKが行ったアンケート調査でわかりました。 一方でこうした資料を保存するための設備や法律は十分に整備されておらず、専門家は「国は態勢づくりを急ぐべきだ」としています。 全国にある国立ハンセン病療養所では去年以降、入所者の遺体を解剖した記録や不妊手術などに関する資料が残されていることが相次いで明らかになっていますが、多くは作成された時期が古いことなどから法律で保存が義務づけられている「公文書」に当たらず、今後、入所者が減って施設が縮小されるなどした場合、廃棄されてしまうおそれもあると指摘されています。 かつての隔離政策などによる被害者の名誉回復と追悼の日と定められている6月22日を前に、こうした資料をどうしていくべきかNHKが先月入所者
広い倉庫に白い箱がずらりと並ぶ様子をニュースで見た。今月中にも接種が始まるとされる、新型コロナウイルスワクチン用の冷凍庫。マイナス75度での保管が必要とあって、政府は1万台を確保し自治体に配るという▲冷凍庫や冷蔵庫の仕組みは単純だ。張り巡らしたパイプの中の冷媒に圧力をかけて液体にする。それが気体に戻る際、周囲から大量の熱を奪う。手に吹きかけた消毒用アルコールが蒸発するときに冷たく感じるのと同じだ▲約100年前に冷蔵庫が発明された当時は、体に有毒な冷媒が漏れ出して死者を出す事故も起きた。それを知り改良に挑んだのが、天才アインシュタインだった。物理学者仲間のシラードとともに3種類を考案し、連名で特許も取得した▲技術に目をつけた企業もあったが、日の目を見なかった。1929年の世界大恐慌に加え、30年代に入るとナチスが台頭した。ユダヤ系の彼らは冷蔵庫どころではなくなり、米国に逃れた▲その亡命先で2
1955年生まれ。長野県出身。上智大学哲学科卒。日本体育協会、日本オリンピック委員会を経て、1995年独立。スポーツコンサルティング会社「ゲンキなアトリエ」を設立。同代表。スポーツイベントのプロデュース、アスリートサポートを手掛ける。オリンピック日本代表選手団渉外、JOC国際渉外として、国際オリンピック委員会、国際競技連盟、各国オリンピック委員会、五輪大会組織委員会と渉り合った経験と人脈を礎に、1995年、戦火のサラエボでのスポーツイベントをプロデュースするなど、オリンピズムの実践にチャレンジしている。スポーツ的に考えることで、希望のある社会構築を目指し、1998年から「スポーツ思考」を主筆している。 日本と世界の重要論点2021 「新型コロナウイルスの1年」となった2020年。それに続く21年は、どんな年になるのだろうか。米国ではバイデン新政権が発足。中国との覇権争いの行方や外交・安全保
頭の中で鳴り響くサイレン 疫病が人類に襲いかかった。 だが、今われわれに襲いかかっているのは病だけではない。情報の奔流も、人類を呑み込もうとしている。もはや、日常生活において「ウイルス」「感染者」「病」「予防」といった文字から逃れることはできない。 われわれ人類は、いま、確実に精神を蝕まれている。考えてもみてほしい。未だかつてこれほどまでに「病気」や「ウイルス」に関する思考で頭が占められたことがあっただろうか。 テレビやネットは朝から晩まで絶え間なく新型コロナウイルス(COVID-19)の脅威を報道し続けているし、新聞や雑誌には連日、顕微鏡で見たウイルスのイメージ図や、罹患した感染者、防疫にのぞむ人々の姿が載る。 これはわれわれの脳に、"病原菌" や "感染" を思い起こさせるイメージが自然と「プライミング」され続けている状況と言えよう。プライミングとは、心理学の専門用語で、ひとつの刺激へ
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