豪雨に見舞われたインドネシア・東フロレスで、破損したモスク(2021年4月5日撮影)。(c)HANDRIANUS EMANUEL / AFP 【4月6日 AFP】インドネシアと東ティモールを襲った熱帯低気圧「セロジャ(Seroja)」による豪雨での死者は、合わせて少なくとも157人となった。両国の当局が6日、それぞれ発表した。依然として70人以上が行方不明となっている。 インドネシアの防災当局は、東ティモール近くの離島群で130人が死亡したと発表した。一方、東ティモール当局の発表によると、同国の死者は27人に上る。 インドネシアの救助隊は70人以上の行方不明者の捜索を急いでおり、重機を投入して大量の土砂などの除去を進めている。 豪雨による大量の土砂や倒木で家々が埋まり、多くの住民が避難を余儀なくされている。 当局によると、多数の民家や病院、橋などが一部損傷または全壊する被害が出ており、1万