深夜、NHKスペシャル『原発解体 ~世界の現場は警告する~』を見た。 恐ろしい内容だった。どちらかと言えば、私は原発推進論者だが、このレポートを見ると考えを改めたくなる。原発解体は、知るべきなのに、知られていない問題だった。 いま、原子力発電が注目を集めている。 火力発電に比べ二酸化炭素の排出が大幅に少なく、発電の出力が大きいからだ。原発で怖いのは事故(人災、天災)やテロといった稼働中のトラブルである。しかし私の知るかぎり、日本の原発管理技術は成熟の域にある。なので過剰に不安視したり、反対運動するのは愚かだと思っていた。火を恐れて進歩はないのだから。 だが、より大きな問題は、役目を終えた原子力発電所の解体だった。世界中で閉鎖された原発は120基あまり。日本でも「ふげん」と「東海発電所」の2基が解体に着手している。しかし原発の設計は、解体を考慮しておらず、作業は困難を極めていた。 1.解体で
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