「しんぶん赤旗」連載 「維新万博を問う」 第1回 「不要68%」の衝撃 共同通信社が昨年11月に実施した万博に関する世論調査の結果に衝撃が走りました。「万博は不要」と答えた方が3人に2人にあたる68%にも上り、「維新支持」層でも65%が「不要」と答えたのです。そもそもこの調査の設問に「万博は必要か、不要か」が入ったこと自体、「大阪万博」を巡る様相の「潮目の変化」を物語っています。 日本共産党大阪府委員会が「2025年大阪・関西万博の中止を求める声明」を記者会見で発表したのは昨年8月30日。その時点で記者らからは、「チケット普及が始まり、開催が差し迫っている。(中止は)可能なのか?」「なぜこのタイミングで中止を?」など懐疑的な質問が出されていました。しかしその会見からおよそ2か月で世論は大きく変化、メディアの論調も変わりました。 批判・警鐘相次ぐ 「万博混乱の責任 維新も政権も免れぬ」「万博