労働豊作貧乏のお話の続きです。 前回までのあらすじを振り返りますと、 ・「過労死するほど仕事があって、自殺するほど仕事が無い」という日本の労働環境の惨状はつまり「労働力が余っている」ということ。 ・労働力が余ってきたのは人類が長年かけて行なってきた生産性の向上が、ついに人々の消費力という大台を超えてしまったから。 ・農業が飽和して、工業が飽和して、今はついにサービス業が飽和しつつある時代。 という感じでしたね。 前回までの「労働豊作貧乏」シリーズ記事 ①過労死するほど仕事があって、自殺するほど仕事が無い - 雪見、月見、花見。 ②今、社会が労働豊作貧乏時代になっているワケ - 雪見、月見、花見。 (コラム)第三次世界大戦は既に始まってるのかも ~産業と戦争の関係と歴史~ - 雪見、月見、花見。 さて、この全体像を見ていますと、当然ある疑問が沸き上がってくると思います。 「社会に食事もモノも