証券口座を乗っ取られて身に覚えのない株式などの売買が行われる被害が相次いでいる問題で、証券会社の業界団体は2日、大手10社が被害の状況に応じて顧客に補償をする方針を決めたと明らかにしました。 ことしに入って証券口座のサイトにログインするためのIDやパスワードなどの情報が盗まれ、身に覚えのない株式などの売買が行われる被害が相次いでいて、顧客に被害が確認された証券会社は少なくとも9社に上っています。 こうした中、業界団体の日本証券業協会は2日会見を開き、被害が確認された9社を含め大手10社が、被害の状況に応じて顧客に補償する方針を決めたと明らかにしました。 身に覚えのない売買でなくなったり減ったりした資産のうちどれだけ補償するかや、補償する時期については、一律の基準ではなく証券会社がIDやパスワードの管理状況などを確認し、個別の事情に応じて検討していくということです。 こうした被害について、こ
