兵庫県西宮市では、選挙区の集計ミスで投票者数が投票総数を下回ることが分かり、開票結果の確定時刻が見込みより1時間半遅れた。帰国して期日前投票をした在外選挙人の6人を足し忘れたためで、数え直す際に投票総数を4票多く数えていたことも判明した。 岡山市東区では、比例区で400票を474票と数え間違え、作業終了が11日午前3時ごろとなった。中区では、投票所からの投票者数の報告に誤りがあり、開票作業が遅れた。 京都府宇治市では、比例区で「くま」と書かれた2票をめぐり混乱した。市選管は当初、公職選挙法の案分規定に当てはまると考え、公明の熊野正士氏と共産の熊谷智氏の票に配分した。11日朝に総務省から「案分してよい票なのか確認してほしい」と指摘があり、市選管は立会人らと調整して無効票とした。 島根県奥出雲町でも比例区の案分票7票の処理でミスがあり、確定が11日午前4時41分にずれ込んだ。