手にした棒で何もない空間をつつくと、PC画面のメイドさんが「きゃっ」と声をあげる――。こんなソフトの出足が好調だ。 東京ゲームショウ2008の会場には、先日発売日が決定した、芸者東京エンターテインメントの拡張現実(Augmented Reality:AR)ソフト「電脳フィギュア ARis」が出展されており、来場者の注目を集めている。 「電脳フィギュア ARis」は同社のソフトウェアフレームワーク「GTE_AR_framework」を実装したPCソフトに、付属するプラスチック製キューブとスティック、Webカメラ(別売)を組み合わせる。カメラでキューブを撮影するとPCの画面上にメイドのキャラクター「ARis」(アリス)が現れ、スティックでキューブに触れると、画面のキャラクターも反応する。パッケージに含まれるカードをカメラに見せると、キャラクターが着替えたり、動きを止めてポーズを取ったりもする。