【シカゴ=野毛洋子】米国の超高速取引に変化が起きている。高速取引の主役ともいえるHFT(ハイ・フリークエンシー取引=コンピューターを使う超高速・高頻度の取引)の取引シェアや利益が2009年をピークに年々減少している。特に利益は過去最高だった09年の4分の1に落ち込む見通しだ。高速取引が活躍する株式市場の取引高やボラティリティー(価格変動率)が低迷し、市場の価格のゆがみを素早く捉えて売買し利益を得
日経平均株価が1,143円安という急落を演じた5月23日以降、第二次安倍内閣の経済政策アベノミクスへの期待の高まりを背景に、ほぼ一本調子の上昇を続けてきた日本市場で株価が乱高下している。 こうした中で、近年活発化しているHFT(高頻度取引)が、市場の攪乱要因になっているとの指摘がみられる。市場監督の最高責任者である麻生太郎財務相兼金融担当大臣も「HFTという機械に乗せて(取引を)やると、一方的に上がり始めるとうわっと上がるし、下がるときはだっと下がる。人間だったらそんなことにはならない」と述べた(28日、ロイター報道)。 HFTとは、コンピュータ・システムが市場の気配値や注文状況などの変化に応じて、自動的に株式売買注文のタイミングや数量を決めて発注する仕組みを構築し、時には1秒間に数百回といった高頻度で売買を繰り返す取引手法である。取引所のホスト・コンピュータが所在するサイト内に発注サーバ
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