麻生太郎副総理兼財務相は、憲法改正に関連して、ナチス政権を引き合いに「手口を学べばどうか」と発言した問題に対し、「誤解を招いたことは遺憾」とし、「ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい」と1日、財務省で記者団に説明した。 麻生氏は「憲法改正について落ち着いて議論が重要であると考えている。喧噪に紛れて十分な国民的理解や議論のないまま進んでしまった悪しき例としてナチス政権下のワイマール憲法に関わる経緯をあげた」と発言の意図を釈明。さらに「ナチスやワイマール憲法の経緯を極めて否定的にとらえていることは発言全体からでは明らか。だが、この例示が誤解を招く結果となったのでナチス政権を例示してあげたことは撤回したい」と語った。 海外からも反応がでているが、さらに説明するのかとの記者からの質問には「特にするつもりはありません」と応えた。