スコットランドの独立を巡る住民投票のあと実施された世論調査で、5年か10年たてば議論が再燃すると思うと回答した人は独立賛成派で60%余りに上り、イギリス政府が自治権拡大の方針を着実に実施できるかが今後の課題になります。 この世論調査は、独立が否決されたスコットランドの住民投票の当日と翌日に、議員の依頼を受けた調査機関が、投票を終えた有権者2000人余りから電話などで聞き取りをして行われました。 年齢別では、投票権が初めて与えられた16歳と17歳の70%余りが独立に賛成した一方、25歳以上では独立反対の割合が徐々に高まり、65歳以上では73%が反対票を投じました。 理由については、独立賛成の74%が「中央政府への不満」を挙げ、独立反対では「通貨」と「年金」への不安が多数を占めました。 また、5年か10年たてば独立を巡り議論が再燃すると思うと回答した人は、賛成派で60%余り、反対派でも40%近