宮沢洋一経済産業相の資金管理団体「宮沢会」が平成22年に政治活動費で飲食費を支出していた広島市内のSMバー。民主党幹部が国会で取り上げることを明言するなど、国会内外がヒートアップしている。そこで、くだんのSMバーに行くと、政治活動に足る情報交換の場としてはあり得ないが、料金は「時間制限なしの飲み放題で男性4千円、女性2千円」という安さだった。 広島の繁華街といえば、「流川(ながれかわ)」の地名が有名だが、ほかにも薬研堀(やげんぼり)や胡町(えびすちょう)などがあり、エリアが変わると雰囲気も変わる。物議を醸すSMバーは仏具屋が並ぶことから仏壇通りの通称で親しまれる飲食店通りの外れ、銀山町(かなやまちょう)にある。 5階建てのビルは古く、つてがないとなかなか足を踏み入れにくいのだが、23日午後10時ごろに思い切って訪ねてみた。扉の先には分厚いカーテンが掛かり、そこを開けると天井からぶら下がった