「船から飛び降りたい」 個室待機で訴え相次ぐ―新型コロナ 2020年03月07日13時37分 新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」などで個室待機した人たちが、「死にたい」「船から飛び降りたい」などと訴える事例が、2月1日からの約1カ月間で91件に上っていたことが分かった。災害派遣精神医療チーム(DPAT)などの活動状況を日本精神科病院協会が公開した。 クルーズ船、21人陽性 米カリフォルニア沖―乗員1100人は船内隔離へ 同協会によると、DPATは2月2日~3月3日、クルーズ船乗客や政府チャーター機で中国・武漢市から帰国した人らの心のケアに当たった。医師や看護師、精神保健福祉士ら約550人が出動した。 活動中に寄せられた相談では、不眠や不安感といったストレス関連症状が101件と最も多く、次いで「死にたい」といった緊急を要する精神状態が91件に上った。