【記者の目】求められる消費増税延期 チェーン協が反対表明 10月の消費税率引き上げは見送るべきではないか。高齢化などの社会変化のためとして今回の消費増税は受け入れられており、多くの小売業で対応が検討されている。 しかし、消費の落ち込みを回避するために打ち出される施策は複雑で、小売りの現場の負荷は想像に難くなく、消費者の混乱も予想されるところ。そして、回避策により税収増がほとんど見込めないとあれば、何のための増税かわからない。 (田村光龍=本社編集部大型店担当) 【関連記事】中小専門店の消費増税対策 「8%移行時より懸念」5割 増税反対に転じる 「悪名高き消費増税」。18日に行われた日本チェーストア協会の新年賀詞交換会で小濱裕正会長(カスミ会長)は、10月に予定される消費税利率の引き上げを批判した。軽減税率、ポイント制度の導入に反対してきたが、ここで消費増税そのものに反対を表明した。 イオン