GoogleがHTCのハードウェア部門を$1.1B(約1,200億円)で買収する、という発表がされました。 今日のnoteでは、何故Googleが今回の買収に踏み切ったのか、と言う背景と、その$1.1B(約1,200億円)と言う買収金額の妥当性を、議論してみたいと思います。 苦しいHTCと自社端末で攻めたいGoogle始めに、HTCとGoogleの現場を簡単に見てみたいと思います。 HTCのハイエンドスマホ市場シェアは、最盛期の2011年には10%弱ありましたが、現時点では1%を割る程、非常に厳しい状態になっています。 一方でGoogleは昨年から、Pixelと言う名前で、初めて自社でスマホを開発販売し始めました。Googleが自社の端末としてスマートフォンを発売するのはこれが初めてだったわけですが、実際に製造を委託されていたのはHTCだった、というのは有名な話です。 Pixel vs i