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ブックマーク / totodaisuke.weblogs.jp (10)

  • サブプライム危機がなぜ起こったか

    「サブプライム」が金融危機を引き起こし「実態経済」に影響を及ぼし始めている、という解釈がいまだに主流ですが、そんな程度の問題であれば世の中なんとバラ色なことか・・・。岩瀬さんの描かれている構図が、全体の問題としてはごく一部の(それでも巨額な)「サブプライムローン」というアセットクラスだけでなく、不動産にすら限定されない考えうるありとあらゆるアセットクラスで起こり、しかもそのシステムに基づく過剰信用創造が「実態経済」とかいう名前でよばれているここ数年以上にわたる累積過剰消費(端的には、例えばトヨタの過剰な自動車販売台数だとか)が成り立つための前提条件になっていたこと、が当の問題ではないかと。現在はそのことが明らかになりつつある、まだ初期~中期の段階だと思っています。

    サブプライム危機がなぜ起こったか
  • 仕事のできる人、できない人

    あなたが考える、「仕事のできる人」の条件とは?できる人とできない人との決定的な違いは? 取材で聞かれたことの一つで、いろいろと考えさせられた。仕事が「できる」ということも多面的であるので人それぞれ定義が違うだろうが、私が最近「この人、できるなぁ」と感じた人の顔を思い浮かべて出た答えは、 スピード × 突破力 メールをしたらすぐに返信が来るとか、「今度~しようね」といったら当にすぐ企画を実行に移すとか、何か仕事をお願いしたら想定よりも早く出してもらえると、「やるなぁ」と思わされる。もちろん、早いだけで質が低ければ話にならないのだが、「スピードとクオリティのトレードオフ」を上手に取れていることが望ましい。イメージとしては、50点のものを1日で出すか、80点のものを2~3日で出すか、100点のものを1週間で出すか、という選択があるとすれば、私は80点のものを数日で出してくる人が好き。 あとは、

  • ベンチャーに向いてない人、向いている人

    これまでの採用活動を経て、ベンチャーに向いてない人と、向いている人の特徴が、かなり明確になった: ・ いま、目に見えるものでしか判断できない人と、目の前にあるものを基盤として、将来何が作れるかまで見通せる人。 ・ 悲観的で物事のネガティブな点や人の欠点ばかりが気になる人と、とかく楽観的で物事のポジティブな点や人の長所をくみ取れる人。 ・ 現状に飽き足らず不平・不満ばかりがいつも口に出る人と、たんたんと目の前にある仕事をこなしつつも、その不満な現状をつくりかえようとする人。 ・ メジャーなブランドが好きな人と、メジャーでないことがむしろ好きな人。 ・ 自分なりの明確な判断軸を持っていないのでいつまでも決められない人と、ぶれない軸をもって即決できる人。 ・ 指示されないと動けない人と、指示がない方がむしろ動ける人。仕事を与えられないと動けない人と、仕事を自分から創っていける人。 ・ 将来へのレ

  • 生命保険 立ち上げ日誌: 気鋭のベンチャー経営者たちに学ぶプレゼン術

    Infinity Ventures Summit の目玉企画が、10~15社のベンチャーが新商品・サービスを6分で発表する、Launch Padという企画。先ほど終わったのだが、15社もの6分プレゼンを立て続けてに聞いていて、「心を打つプレゼン術」のツボが少し整理できたので、ここで共有。プレゼンを聞きながらこのメモを書いていたので、気分はジャーナリストっぽいブロガー。 1.  サビ、クライマックスから入れ たとえば映画であれば、オープニングにまず、盛り上がる「ツカミ」のシーンをもってくる。そこでいったん観客を引き込んでから、「話は10年さかのぼって」と、ペースがゆっくりのシーンに戻っていく。 楽曲をCMに使う場合であれば、必ず「サビ」の部分を使う。HBSの授業も、第一回は教授の自己紹介もコース概要の説明もなく、まずいきなりケーススタディに飛び込んだ。しかも、コース全体を通じてもっとも面白く

  • 「面白いブログ」の書き方

    毎日更新していると、慢性的に「ネタ切れ」状態になるので、アルファブロガーの方々のブログから何かヒントを得られないか、考えてみた: ****** 1.  読んだあとに、「へぇ~、そんな話あるんだ~」と、つい友人に転送したくなるネタを仕入れることができる (例) ネタフル 2.  読んだあとに、「そうだ!このままでは、だめだ!俺も、がんばらなくちゃ!」と勇気を与えられ、奮い立たせられる (例) 梅田さんのブログ 3.  読みながら、「ぷぷっ!くっ!わはは。やるな~」と、切れ味鋭い知的なユーモアにしびれさせられる (例) 南場さんのブログ 4.   ささっ と軽く読めて、「●●(ベンチャー経営者など)って、こんな生活を送ってるんだ~」と、違う職業を疑似体験をして、心地よい気分になれる (例) 藤田さん、経沢さんなどのブログ 5.  身近なニュース(経済、金融、法律)などについて、「なるほど~ そ

    dkoji
    dkoji 2008/03/23
  • ネットで生命保険が売れない理由

    1.  生命保険は「売る」ものであって、「買う」ものではない 【通説】 誰しも、死ぬことは考えたくないので、自ら生命保険への加入を積極的に考えることはしない。生命保険は、購入してすぐに体験して効用を楽しめる商品ではないし、「今すぐ買わないといけない」という切迫感もない。したがって、営業マンがその機能や必要性を説き、ニーズを掘り起こす必要がある。自ら生保を買いたいと思っているお客さまは、病気である可能性が高いため、保険会社の契約選択上は「よい顧客」でない可能性が高い。 2. 生命保険は難しいので、対面で丁寧に説明してあげないといけない 【通説】 自分で生命保険について情報を集めたいと思う人は多いが、多くの人が少し調べてみて「やっぱりわからないや」とあきらめてしまい、そこで検討がストップしてしまう。営業マンが横について、丁寧に説明をしてあげる必要がある。ネットではこれが難しい。 3.  一人一

  • 感動力×定着力

    ある雑誌の取材を受けた。テーマは、「勉強の仕方」。さしてノウハウがあるわけでもないのだが、「ビジネスパーソンとしての勉強」については、日ごろ考えていたことを整理して話すことができた。 大切だと思うのは、 ① 感受性 あるいは あるものを見て 感動する力 ② それをその瞬間だけに留めず 定着させる力 ③ インプットよりも アウトプット重視 ビジネススクールの教室にいて感じたことは、まったく同じ内容の授業を聞いていても、人によって受け止め方はまちまちだということ。自分と仲間が「すごい!」と感じた内容でも、ほかのひとは「そんなの当たり前だ」「つまらない」と言ったりする。 どうせ同じものを見ているなら、「そんなの知っているよ」というよりも、「これは面白い!」「自分のビジネスにこのように適用できる」と感動できた方が得ではないか。 次に、せっかく感動しても、その場限りで終わってしまってはいけない。何ら

    dkoji
    dkoji 2007/11/24
  • for kids

    自分が父親になってから、子供の教育がどうあるべきか、考えることが多くなった。家庭内でどのようにしつけるか、習い事は何をやらせるか、学校はお受験させるのか、などなど。先日、友人が「マッキンゼー式子供の問題解決方法」みたいな記事を雑誌で書いていたり、新聞雑誌で子供の語学やマネー教育などの話題をよく見かけるので、どうやら世間的にも今改めて注目されているようだ。 英語を教えたり、習い事をやらせたり、あるいはマネー教育するのもいいが、もっとも大切なのは、子供が自分にとって幸せだと思える人生を見つけ、実践していく手助けをしてあげることだと思う。 そのためにはまず、「幸せな人生」が一義的に定義されるものではなく、人それぞれで見つけていかなければならないものであることを、教えてあげなければならない。それは一言でいうと、何をやっているときに自分がもっともワクワクできて、楽しく時間を過ごせるかを見つけることに

    dkoji
    dkoji 2007/11/23
  • 生命保険業界が大きく変わるとき

    外資系生保の中枢にいらっしゃる方とディスカッションをしていたら、「これからの3~5年間で、業界が大きく変わる可能性が高い」と話されていた。 その理由は明快で、 ① 銀行窓販の解禁 ② 簡保の民営化 ③ ネット生保の登場 ④ 消費者の購買行動の変化 の4つ、とのこと。 窓半解禁は、予定通り12月に実行されれば、銀行窓口で生命保険商品が買えるようになる。お客さまの立場からすれば、親しみのある場所で、複数商品の比較を聞いたうえで選べるのは望ましいことだ。 簡保の民営化も、しかり。郵便局が民営企業と競いながら、より充実した商品・サービスを提供するようになる。人によっては、郵便局は銀行と同じようになじみがあるチャネルであり、利便性の高いチャネルであることは間違いない。 ネット生保についても、お客さまが買いたいときに、自分のペースで欲しい情報を入手して、納得した上で加入することができるので、新しい利便

    dkoji
    dkoji 2007/10/02
  • なぜ株式投資はもうからないのか

    月曜日の夜はRTCカンファレンスにスピーカーとして参加する。今回は保田君の新著、『なぜ株式投資はもうからないか』の出版記念イベントも兼ねているとのことなので、予習として彼の問題意識を知っておくべく、同書を手に取った。 まず、個人投資家が中長期的に安定的な投資を行っていく上で、知っておくべき知識、あるいは「ゲームのルール」を知らないまま、ほとんど博打状態でマーケットに参加していることへの懸念は、共感する。それに対して警鐘を鳴らすことが書の一番の狙いであるように思った(タイトルがそれを表している)。 昨年の夏に帰国後、株をやっている友人に「ヘッジファンドで色々と面白い運用方法を見てきたので、教えてあげようか」と話したところ、「年率10~15%でまわすなんてことには興味ない。短期で数倍を狙えないと面白くない」と言われて、ああそうか、そういえば麻雀・パチスロが大好きなばくち打ちだった彼にとっては

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