SJLL (Semiannual Journal of Languages and Linguistics)にヒャダイン論文以来となるfull paper (?)を投稿し、無事受理されました。 Google Sites: Sign-in タイトルは 役割語としての二人称「うぬ(ら)」:ラオウとハドラー です。以下、「はじめに」より要旨のようなものを抜粋。 本稿では、役割語研究の中でこれまでそれほど取り扱われてこなかった、二人称表現にも役割語として機能するものがあるという可能性について、「うぬ(ら)」をケーススタディとして取り上げ検討する。 本稿の主張は次の通りである。A) ラオウによる二人称表現中に於ける「うぬ(ら)」の使用割合はそれほど高くなく、また『北斗の拳』の段階では「うぬ(ら)」は役割語としての位置づけがまだ明確ではない、B) 『ダイの大冒険』における「うぬ(ら)」の例を見ると、そ